毎年夏になったら出かける堤防があります。
最初に出かけたのは、息子が小学校3年生の時でした。
たまたま夏休み前の日曜の朝に見た釣り番組を見て「俺も釣りやってみたいなー」と。
「じゃあ夏休みに入ったら行くか。スズキ釣りでもどうや?」と聞くと息子は「デカい魚は怖い。小さいのがいい。」と。
そうなったらやっぱ豆アジが簡単やなと思いました。
初心者には優しい釣りだし、あの気持ち悪いとか言われるイソメなんかも触らなくていいし、まず釣れないってことはないから小さい子や女の子にもおすすめの釣りですね。
夏休みに入りさっそく釣具屋へ出かけました。
最近はもう豆アジ釣りの道具がセットになっているんですね。知らなかったです。
まあ小さい子にはあまり長い竿や重たい竿じゃ、途中で嫌になるかもと軽めの竿を購入し、オキアミを買い釣り場へと出かけました。
豆アジ大量!大漁?
堤防に到着するとビックリ!予想以上の人混みでした。
まあなんとか2人入れる隙間を見つけ仕掛けをセットします。
まあ色々な仕掛けはあるのですが、基本はサビキとカゴとオモリです。
カゴとオモリが一体化しているのもあります。それはお好みです。
カゴに餌のオキアミを入れ、そのまま海へ仕掛けを投入。
遠くへ投げたりしなくてもいいです。足元へそっと下すだけです。
カゴに入れたオキアミが海に拡散していきますから、そこへ釣り針が沢山ついたサビキを入れます。
その瞬間「プルプルッ」と心地よい感覚が竿先から手元に伝わります。でも、そこで慌てない。
少し仕掛けを多少上下させると他の針にも豆アジが食いつきます。
ゆっくりと引き上げると3、4匹の豆アジが。
あまりに簡単なので息子は大喜びで「釣れたー、スゲェー」と大騒ぎです。
周りの人たちも次から次へと釣りあげてます。
息子も自分でオキアミをカゴに入れ黙々と釣りはじめてます。満足の1日になったようです。
帰りの車の中でも「また来年もつれてってね。」と。まあ今では毎年の家族行事になってますけどね。
豆アジ釣りもほどほどに。
やはり釣り上げた魚は美味しく料理していただきましょう。
エラと内臓を取り出し、尾近くのゼンゴと呼ばれる鱗状のものを削ぎ、あとは唐揚げ粉をまぶし揚げるだけです。
丸ごと骨まで食べられるのでカルシウムたっぷり。
青魚なので、今話題のEPAやDHAなどもたっぷりです。健康にもダイエットにもおすすめの食材ですよ。
ただひとつ。大切な命をいただくわけでして、無駄に釣り上げないこと。そして美味しくいただくことが大切です。
そして釣り場は綺麗にして帰りましょう。次の人のためにも自然のためにも。
あと、夏休みの自由研究にもおすすめですよ。